目的
「淡座(あわいざ)」は、現代音楽、クラシック音楽、日本の芸術文化を行き来し、文化の古今と東西をつなぐための創作、演奏、表現活動を行う、作曲家と演奏家によるクリエイショングループです。洋の東西もない人間の本質や普遍性について思考し、音楽を通して多くの人びとにこの世の物事について問いかけ、新しい気づきをもたらす表現を追求しようと結成されました。
トーキョー・エクスペリメンタル・フェスティバル vol.9 淡座「江戸幻想夢見噺」
写真提供: トーキョーアーツアンドスペース
主なプロジェクト
♦︎本公演
淡座の活動の核となる「江戸×現代音楽」がテーマの公演。江戸の芸能の第一人者に特別出演いただき、より深く踏みこんだコラボレーションによる公演をつくりあげています。
<これまでの本公演>
2011年:旗揚げ公演「噺×現代音楽」(特別出演:古今亭志ん輔)
2018年:第二回公演「江戸×現代音楽」第一夜『落語×現代音楽』(特別出演:古今亭志ん輔)、第二夜『端唄×現代音楽』(特別出演:本條秀太郎)
2019年:第三回本公演「端唄と忠臣蔵」(特別出演:本條秀太郎)
2020年:第四回本公演「花火」
2022年:第五回本公演「バッハと端唄」
2023年:第六回本公演「淡座二夜」第一夜『音曲夢見噺』(特別出演:古今亭志ん輔)、第二夜『忠臣蔵端唄尽』(特別出演:本條秀太郎)
♦︎季節のイベントシリーズ
2019年より立ち上げた、江戸文化に合わせた季節のイベント。トークや歓談の時間を交えながら、お飲みものとともに、演奏をカジュアルにお楽しみいただきます。
新年の芸事始めを祝う「事始め」、屋形船を貸し切り、江戸の夏の始まりを楽しむ「川開き」は、毎年恒例の人気イベントです。ほかに、洋の空間で行う「サロン・ド・アワイザ」などがございます。
2019年「淡座川開き」より
♦︎リサイタルシリーズ
2019年より立ち上げた、淡座メンバーそれぞれが個々の思想を表現するための場。シリーズ第一弾として、2019年7月19日に「影も溜らず — 桑原ゆう個展」を、第二弾として、2020年下半期に「バッハの場(にわ)」全六回公演を行いました。
2024年には、第三弾として、桑原ゆう作品集CDリリース記念企画を開催いたします。この企画は、サントリー芸術財団佐治敬三賞推薦コンサートに選ばれております。
2019年「影も溜らず — 淡座リサイタルシリーズVol.1 桑原ゆう個展」より
♦︎その他イベント
海外の演奏家との公演、ゲスト演奏などを行っています。
主な年間スケジュール
5〜8月 — 川開き
9〜11月 — サロン・ド・アワイザ
10〜12月 — 本公演
翌年1〜2月 — 事始め
年によっては、公演が前後することもございます。
旗揚げ公演「噺×現代音楽」宇都宮公演 より
沿革
♦︎2010年
概要
♦︎名称/一般社団法人 淡座